スタッフブログ

無垢床の凹みメンテナンス

本日のテーマは無垢フローリング凹みのメンテナンスのやり方です。


新築や改装で引渡し時のピカピカの時には凹が一切無かった無垢フローリング。


しかし日々の生活の中で無垢フローリングに固いものを落としてしまい凹みが


できると『あ゛~』とやるせない気持ちになりますよね。特に日々通るメインの


通路の凹はなんとか目立たなくしたいと思うのではないでしょうか。


そんな時、私はアイロンと濡らしたタオルで凹み部分のメンテナンスをします。


鋭利な凹に対し完璧に平らになるほど万能ではありませんがかなり目立たなく


することはできます。


コツはアイロンの先端を利用し凹部分だけに集中して当て込むことです。


その他の部分も面でやってしまうと凹みに関係ないところまで木の目が立ち、


いままでツルツルだった肌触りがザラザラになってしてしまうからです。


注意していても、もし木目が立ってザラザラしてしまった箇所には180番程度


のペーパー掛けをすればもとのツルツル感を取り戻すことはできます。


このようなメンテナスを行えるのも板の厚み分がその素材だけでできている


無垢フローリングの良さだと思います。またこのようなメンテナンスを加える


ことは、そのお家への思いが深まりより一層自分だけの大切ね家へとなってい


くものだと思います。ぜひお試しあれ!


 


RC構造の断熱工法について

 今日は断熱材に関してのお話を少しさせていただきたいと思います。


弊社は50年以上前からRC住宅を手掛けております。これにより多種工事での技術革新に


よる工法の改変にも直面してきました。そんな中で今回は断熱材についてのお話になります。


当初から30年前程まではRC造の断熱工事としての工法はスタイロフォーム貼りが主流でした。


これは石膏ボードと断熱材であるスタイロフォームが一体となったスタイロボードなるもの


を外部と接する外壁や天井のコンクリートの内側に型枠の脱型後に貼りつけていく工法になります。


この工法で良くなかったところは以下の3点があげられると思います。


①断熱材がパネル形式なのでパネルどうしの継目による隙間から熱が伝わる→シームレスでない。


②断熱材自体の熱貫流率(熱を通す率)が高い


③壁に接着材を使用して貼るので接着材分コンクリートと断熱材の間に微妙な隙間があり、この部分


 の空気層で寒さ暑さが伝わる


現在、弊社が採用している断熱工法は内断熱の発砲ウレタンフォーム吹付工法というものにな


ります。


この工法はそれこそ30年程前からRC造の住宅に使われ、現在でもマンション建築にも採用され


つづけている工法になります。


この断熱工法はコンクリートの壁や天井に吹付る工法でありシームレス(継目のない)断熱が可能


になり、その素材自体の熱還流率(熱を通す率)も低い極めて断熱性能の高いものになります。


 


この工法の違いによる効果を目の当たりにしているお話が今回の『直撃!シンソウ』になります。


 


40年ほど前に新築で工事をさせていただいたオーナー様よりスケルトンの改装のご依頼を頂いた


時のお話になります。


当時の断熱工法は先述の工法であり建物の最上階3階は夏は暑く冷房をかけても効かずまた逆に冬


は寒くて仕方がないといった状態で昔のコンクリート住宅の印象そのものでありました。


そして内装を全て撤去し新たに断熱工事としてウレタンフォーム吹付を壁25㎜、最上階の天井の上裏に


40mmで施行いたしました。


※断熱材は厚みも肝心ですが個々の素材自体の熱貫流率(比較は熱貫流抵抗でもOK)によります。


この工事により真夏はクーラーの助けは必要でありますがオーナー様からは以前とは全く違う居住性能


になったよとのお話をいただきました。


ちなみに私の自宅も築30数年になるRC住宅であるため断熱工法を改めさせていただきました。


最上階の4階の居住性は以前とは見違えるほど激変し、現在の断熱工法の高性能を実体験していることもお


伝えしたいところになります。


 


余談ではありますが外断熱工法なども10年程度前からあり、いろいろなところで採用されていると思います。


私の考えでは外断熱工法はメリットもある一方でデメリットも数多くあると考えており、弊社では採用はし


ていないのが現状であります。※時折なんで外断熱を採用しないかのご質問をうけるので。


その話はまたの機会にしたいと思っております。


真北計測器について

 住宅建築を計画する際、設計者が最初に気にかけることのひとつに真北があります。


特に住居地域では北側斜線のほかに高度斜線がかかわってきます。


北側斜線だけでも厳しいケースがあるにも関わらず、低層住居地域ではその約半分の角度


で規制をかけられてしまうのですから大ごとですよね。


計画の土地に対して建てられるボリュームの算出には真北方向の如何で計画は大きく変わ


ってきます。


以前は白地図から真北の根拠を示す方法もあったそうですが最近では真北の計測と計測器


の表記を求められます。


弊社では下の写真の計測器にて真北方向を実測しています。


これは『矢橋式 日照真南北計』という真北を計測できる計測器になります。


実測日とその計測地の緯度、東経角度をもとに指定位置に目盛りを合わせ太陽光と実測時間


により真北を出すという中々アナログな計測器になります(笑)


※唯一?の欠点?は太陽光が出ている晴れた日にしか計測できないことです。


しかし、やれ地積測量図が磁北だとか、白地図の方位は?どうとか迷うことなく「ぱすっと」


真北がでるので自信を持って計測結果をもとに計画に取り掛かれるとてもありがたいものです。


私も最初は真北方向の設定にどうすれば良いかわからないで困ったことがありました。


いきなり設計事務所を始められる方や測量などで費用をかけられない設計に携わる方々の


参考としてお役に立てたらと思い、おせっかいながらアップさせていただきます。



 


 


 


 


 


 



 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


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